建売と注文住宅どちらを選ぶべき？3つの違いやメリット・デメリットを紹介

2024年6月29日

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新築戸建てには、建売住宅と注文住宅の2種類があります。どちらを選ぶかによって費用や入居時期、間取りの自由度などが大きく変わります。

そのため、住宅購入を検討する際、どちらにしようか迷ってしまう方も多いです。建売住宅と注文住宅はそれぞれ特徴やメリット・デメリットがあるため、どちらが向いているかは人によって異なります。

そこで、本記事では建売住宅と注文住宅の特徴やメリット・デメリットなどを解説していきます。あわせて、建売住宅と注文住宅の比較や向いている人も紹介するので、これから住宅を購入する際の参考にしてみてください。

また、以下の記事では船橋市でおすすめの住宅メーカーを紹介しますので、会社選びでお悩みの方はぜひ一度お読みになってみてください。

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建売住宅の特徴

建売住宅とは、土地と建物がセットで販売されているものを指します。一般的に完成した状態で販売されていることが多いですが、建築前から販売しているものもあります。

建売住宅は基本的に、間取りやデザイン、設備などの仕様が決められているのが特徴です。一部オプションが選択可能な場合もありますが、規格や費用などの面から選択肢は狭まってしまいます。

分譲住宅と間違われることが多いですが、分譲住宅は住宅建築を目的に整地された土地に、まとめて建てた家を分割して販売しているものを指します。

つまり、分譲地に建てられている家は分譲住宅、そうでない場合は建売住宅です。ただ、建売住宅の多くは、分譲地に建てられているため、ほぼ同じ意味で使う方が多いです。

そのため、この違いがあるという認識だけしておくと良いでしょう。

建売住宅のメリット・デメリット

建売住宅のメリット・デメリットを下記表にまとめました。

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メリット	デメリット
・購入費用が安い・割安なことが多い・予算総額が分かりやすい・物件を直接見てから、購入できる・入居までの期間が短い・入居まで手間がかからない・手続きが分かりやすい・街並みがきれい・イメージの相違がない・打ち合わせの負担が少ない	・同じ建て方、仕様の住宅が多い・外観が似ている・土地の状態などが判断しにくい・不特定多数の人が出入りしている・自由度が低い・個性がない・建築過程が見られない・間取り変更できない・住宅性能にこだわれない・土地を選べない・施工会社を選べない

建売住宅は、購入価格が明示され、住宅の間取りや仕様も決まっています。そのため、住み始めた後のイメージもしやすく、分かりやすいのがメリットです。完成していれば、内見して決められるので安心です。

費用面では、注文住宅よりも安価になります。土地と住宅を一括購入するため、1つの工程で短期間に住宅を取得でき、時間や手間がかからないのもポイントです。

対して、完成した住宅を購入するため、自由度が低いのがデメリットです。ただ、最近の建売住宅は消費者ニーズを分析し、間取りや設備、仕様などが好まれやすいものを取り入れられています。

しかし、完成している場合は建築過程や土地の状態を見られないので、材料や工事方法などの確認はできません。

注文住宅の特徴

注文住宅とは、施工会社に依頼し、1から家を建てる住宅のことです。予算と法令の範囲内で、間取りやデザイン、内装、外装、設備などを自由に選べるのが最大の魅力です。

設計方法は大きく分けて、以下3種類あります。

フルオーダータイプ：全ての使用を施主が決定できる。自由度高め
セミオーダータイプ：施工会社が提供する仕様から選択。費用を抑えつつ、こだわりも実現できる
規格住宅：用意された間取りとデザインを選び、制約の中で希望を実現。費用を抑えられる

注文住宅は土地の有無によって、家づくりの過程が大きく変わります。すでに土地がある場合は住宅設計から始まり、土地がない場合は土地の取得から始まります。

土地の形状や法規制によって、希望通りの家を建てられない場合もあるでしょう。そのため、土地探しから家づくりまでスムーズに進めたい場合は、土地探しからアフターサポートまでトータルサポートしてくれる施工会社を選びましょう。

注文住宅のメリット・デメリット

注文住宅のメリット・デメリットを下記表にまとめました。

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メリット	デメリット
・土地を選べる・建築会社を選べる・自由度が高い・建築過程を見られる・メリハリを付けて出費を抑えられる・住宅性能にこだわれる	・こだわりすぎると、高額になる・手間と時間がかかる・実際に住む様子のイメージが難しい・イメージと違う可能性がある・完成、入居までに時間がかかる・土地がなかなか見つからない場合がある・住宅ローンの仕組みが難しい

注文住宅は、自由度が高いのが最大のメリットです。間取りや設備、仕様など好みのデザインを選べます。建築過程を確認できるのも安心できるポイントです。

また、自分たちの判断で費用を抑えることも、こだわりを詰め込んだり、グレードを上げて予算ギリギリまで設計できます。

しかし、予算を立て資金計画を立てていても、設計や施工段階で仕様を変更したり、追加したりして予算を超えてしまう人が多いため注意が必要です。

対して、注文住宅は設計段階では、図面やサンプルなどで進めていくため、仕上がりのイメージがつきにくいです。完成してから見てみると、イメージと違ったということもよくあります。

また、土地探しから始める場合は、土地の購入と住宅建築の2工程に別れるため、その都度契約を結んだり、支払いをしたりなど工程が複雑で時間が必要なのもデメリットです。

建売住宅と注文住宅の違い3つ

建売住宅と注文住宅の違いを以下3つ紹介します。

違い①費用
違い②入居までの段取りや期間
違い③設計の自由度

下記でそれぞれ詳しく解説していくので、選ぶ際の参考にしてみてください。

違い①費用

家づくりには大きく分けて、『土地代、本体建築工事費、付帯工事費、諸費用』が発生します。建売住宅は、基本的にこれらすべての費用を1つの会社に支払います。

対して注文住宅は、土地と建物を別々で購入するため、土地購入関係の諸費用が余分にかかるほか、建物を設計する分だけ工期が長くなり、トータルコストが高くなる傾向があります。

建売住宅と注文住宅の住宅取得総費用は、エリアによって異なりますが、約460万円～870万円の差があります。住宅取得でフラット35を利用した方のデータをもとに、費用相場をまとめました。

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	購入総額	住宅面積
土地付注文住宅	4,694万円	111.5㎡
建売住宅	3,719万円	101.9㎡

参考：住宅金融支援機構 2022年度フラット35利用者調査

建売住宅の方が効率的に設計・施工できるため、費用は安くなっています。土地や建材の一括購入や、打ち合わせにかかる人件費の削減、作業工程の効率化による人件費の削減などが大きく影響しています。

違い②入居までの段取りや期間

建売住宅と注文住宅では、入居までの段取りや期間にも違いがあります。

建売住宅の場合、気に入った物件を見つけたら、住宅ローンを組み、契約するとすぐに入居できます。対して注文住宅は、土地探しや住宅設計など多くのことを相談し、打ち合わせを重ねて決めていくのが特徴です。

ほとんどの方が注文住宅を建てるのが初めてであるため、悩むこと、分からないこと、勉強することが多いです。納得いくまで何度も打ち合わせをして、細かいことまで決め、やっと着工できます。

このように、建売住宅は気に入ったらすぐに入居できるのに対し、注文住宅はこだわりの家づくりができる反面、長期戦になります。

違い③設計の自由度

建売住宅と注文住宅の大きな違いは、設計の自由度です。

建売住宅は、すでに間取りや仕様が決まっている建物が建築されています。要望を取り入れることが難しいため、設計の自由度は低いです。

対して注文住宅は、工法や間取り、建具、デザイン、仕様などほぼ全部自分たちの希望を予算に合わせて取り入れられます。重視したい部分に費用をかけ、不要な部分はコストカットするなどができるのも注文住宅ならではのメリットです。

建売住宅と注文住宅の比較

上記で建売住宅と注文住宅の違いについて紹介しました。ここでは、建売住宅と注文住宅の比較表を作成しましたので、選ぶ参考にしてみてください。

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	建売住宅	注文住宅
自由度	低い	高い
仕上がりのイメージしやすさ	イメージしやすい	イメージしにくい
工程チェック	完成している場合はできない。建築途中であれば可能	可能
コスト	コストを抑えられる	コストをかけるところ、削減するところを選べる
プロセス	短期間で入居可	工程が多いため、時間と手間がかかる
契約内容	建売業者と売買契約を締結	土地の売り主と『売買契約』、施工会社と『工事請負契約』を締結
資金計画	立てやすい	複雑(立てにくい)